写真を撮ったよ~♪ 保存しよう
保存形式をちゃんと考えないと、ダメだよ!
保存形式?何それー 気にしたことないや
画像を保存する時、「~~.jpeg」とか「~~.png」とかあって困ったりしたことないですか?
とりあえず表示されたままの形式で保存している人もいるはず。
JPEGとかPNGにはそれぞれ特徴があります。
その特徴を知っていれば迷うことはないし、形式選びに失敗して画像がキレイに保存されないなんて事態にならずに済みますよ!
画像の保存について
画像ってきれいに大きくしようとすると、ファイルのサイズが大きくなっちゃうんですよね。
大きくなることを「重くなる」と言います。
- 画像のサイズが大きい時
- 画像の中で使われている色の数が多い時
- 画像が複雑な時
そして、画像が重いとどういうことが起きるかというと・・・
ページが表示されるのに時間がかかる
↓↓↓
検索者は表示されないことにイライラする
↓↓↓
ページから離脱
せっかく訪問してくれたのに、離脱は嫌だな…
こういうことにならないように、できる限り「キレイ」で「サイズが大きく」て「軽い」画像を使いたい!
それを実現するために、その画質に最適な保存形式を選ばなければいけません!
基本的な画像の保存形式には次のようなものがあります。
- PNG(ピーエヌジー)
- JPEG(ジェーペグ)
- GIF(ジフ)
- TIFF(ティフ)
- BMP(ビットマップ、ビーエムピー)
いろんな種類があるのは、それぞれ特徴が違うから。
色々な形式がありますが、初心者のうちは「PNG」と「JPEG」だけで十分です!
JPEGとPNGの違い
では、この二つの違いを見ていきましょう。
JPEG
JPEGは、1677万色まで再現することができます。
なので写真などのたくさんの色を必要とする画像に最適です。
写真は「自然なもの」が映っていますよね。
ここで言う「自然なもの」は、山や森・動物などの自然はもちろんですが、車や建物などの人工物も含みます。
自然なものは、光の加減によって同じものでも色が微妙に違うでしょ?
空の色や人の肌など、どれも単純に塗りつぶした色ではありません。
たくさんの色が混ざり合った、複雑なものなんです。
そんな自然なものの色を再現するのに向いているのが、JPEG形式です。
グラデーションも、たくさんの色が複雑に連続的に変化している状態なので、JPEGで保存するのが向いています。
写真はJPEG保存がおススメ!
JPEGのデメリット
JPEGにはデメリットも。
- 赤色の再現が完全ではない
- 一回圧縮すると元に戻せない
- 背景の透過ができない
■赤色の再現が完全ではない
JPEGで保存すると、赤色がくすんで朱色になってしまう場合があります。
写真の中で、赤が表現の重要な部分である場合は、あえてPNGを選んだ方が良いこともあります。
■一回圧縮すると元に戻せない
JPEGは不可逆圧縮を行います。
「不可逆圧縮」とは、一度圧縮すると元には戻せない方法のこと。
圧縮する時に一部のデータを切り捨てるので、一度捨ててしまったものは戻せませんよね。
保存するたびに画質が劣化してしまうので、元の画像のまま保存しておきたい場合はPNGをおススメします。
■背景の透過ができない
背景の透過とは、背景を透明にすることです。
背景が透明にならないので、画像を重ね合わせて作品を作るなどができません。
PNG
PNGは、イラストなど直線や塗りつぶしが多いものを保存するのに向いています。
PNGは、自然のものとは逆の「人工物」の保存が得意。
人工物は、色が塗りつぶしであったり、グラデーションのように連続して変化している部分が少ないんです。
パソコンの画面は、線と塗りつぶしで出来ていますよね。
出来るだけ少ない色で、連続部分をうまく圧縮できるPNG。
パソコンのキャプチャは、PNGがおススメです!
そして、キャプチャは編集を加えることも多いかと思います。
JPEGだと加工を繰り返すと画像が劣化していってしまうので、可逆圧縮をするPNGが最適!
可逆圧縮は、圧縮した時に省いたデータを捨てずに持っているんです。
だから何回保存しても、画像は劣化しません。
そしてPNGでは、画像の背景が透けて見える透過色を使うことができます。
イラストはPNG保存がおススメ!
JPEGとPNGどっちがいいかわからないもの
写真系はJPEG、イラスト系はPNG。
でも微妙なやつ、いますよね~!
自然物と人工物がまじってる画像!!
これ、どっち~~??!!
写真だけど色数が少ないものは??
グラデーションが入っている画面キャプチャは??
困るものありますアリマス(>_<)
自己判断になりますが、
- 写真が中心になっている場合はJPEG。
- 写真が多少つぶれて見えても大丈夫の場合はPNG
両方の形式で保存してみて、良いと思った方にするという方法もありですね。